・2021年3月稼動予定
TOYO TIREは7月12日、米国のタイヤ製造連結子会社である「Toyo Tire North America Manufacturing Inc.(以下、TNA)」の生産能力を増強するため、設備投資を行うことを決議したと発表した。
同社は、2017年を起点とした4ヵ年の中期経営計画(中計’17)のもと、タイヤ事業において、北米市場での商品力強化と増販に向けたさらなる体制強化をはじめ、市場動向に応じた商品ミックスの最適化、驚きのある商品を提供する開発力・技術力の進化、ブランド力の向上と効率的な供給体制の構築といったテーマを掲げて事業経営を推進している。
現在、北米自動車市場では、ピックアップトラックや大型SUV車両の販売が堅調であり、このような車両に装着される意匠性の高い大口径タイヤは、同社が競争優位性を有している。2020年以降も引き続き、これらのカテゴリのタイヤは堅調な需要拡大と同社への供給期待が見込まれている。
こうした市場環境を背景として、今回、昨年末に拡張したTNA新棟建屋のうち、空いている残り半分のスペースに生産設備の導入を実施し、さらに生産能力の増強を図ることを決定した。
<設備投資の内容>
投資額:約70億円(生産設備)
用途:生産設備の導入等
稼働開始:2021年1月(予定)
生産能力:年産120万本(乗用車用タイヤ換算)
<タイヤ製造子会社(Toyo Tire North America Manufacturing Inc.)の概要>
所在地:アメリカ合衆国 ジョージア州バートゥ郡
設立年月:2004年6月
事業内容:乗用車用、ライトトラック用ラジアルタイヤの製造
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