国際協力銀行(JBIC)、大熊製作所(埼玉県)のインドネシア自動車部品事業にルピア建て融資

 国際協力銀行(JBIC)は7月12日、㈱大熊製作所(本社:埼玉県、大熊高志社長)のインドネシア法人PT. OHKUMA INDUSTRIES INDONESIA(以下、OII)との間で、融資金額15,715百万インドネシア・ルピア(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、埼玉りそな銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は22,450百万インドネシア・ルピア相当。(1ルピアは0.01円)

 融資は、OIIがインドネシアの西ジャワ州において実施する自動車部品等の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、製造設備の増設に充てられるもの。

 大熊製作所は、自動車(トラック)の部品等の製造・販売を行う中小企業で、2012年にインドネシアにOIIを設立し、グローバルな生産体制を強化してきた。インドネシアは東南アジアの経済成長の拡大を背景に、自動車用部品の生産拠点として堅調に成長しており、大熊製作所は、OIIを通じて自動車(トラック)の部品等の製造・販売規模を拡大することで、インドネシアにおける事業拡大を企図している。融資は、こうした大熊製作所の海外事業展開をインドネシア・ルピア建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 .JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、インドネシア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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