アトラスコプコ、ブルックスの半導体用クライオジェニックス事業の買収を完了

 Atlas Copco (アトラスコプコ):2019年7月1日

 スウェーデン・ストックホルム、2019年7月1日:Atlas Copco(アトラスコプコ)は、2018年8月27日に発表していたBrooksの半導体低温工学ビジネスの買収を完了した。

 この買収には、米国のChelmsford(チェルムズフォード)とメキシコのMonterrey(モンテレー)にある世界規模の販売およびサービスネットワーク、ならびにブルックスオートメーションのアルバッククライオジェニックス社(UCI)の50%のシェアが含まれる。UCIからの収益は、アトラスコプコの収益に統合されない。代わりに、税引後利益に対する同社グループの持分は合弁事業からの利益として扱われる。Brooks Automation,Inc.はナスダック証券取引所に上場している。

 マサチューセッツ州チェルムズフォードに本社を置く極低温事業は、約400人の従業員を擁し、CTI-CryogenicsおよびPolycold製品ラインを通じて、半導体および関連産業向けの先進的なクライオポンプおよびクライオチラーのマーケットリーダーである。

 買収した事業は、アトラスコプコグループのブランドであるEdwards(エドワーズ)事業を通じて、アトラスコプコの半導体および一般真空業界の顧客への技術提供を大幅に拡大する。

 この買収は、アトラスコプコの既存の技術ポートフォリオに、水蒸気と水素の除去を最適化する新しい範囲の高真空ポンプを補完するものであり、これは多くの半導体および工業プロセスにとって重要である。

 半導体およびフラットパネルディスプレイ市場の顧客に提供するアトラスコプコのチャンバーソリューションの拡大に注力するために、真空技術ビジネスエリアに新たな部門が設立される予定。この新しい部門は、Semiconductor Chamber Solutionsと命名され、米国のチェルムズフォードに本社を置く予定。

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