独クラース(CLAAS)、新CEOにThomas Böck(トーマス・ベック)氏

 CLAAS(クラース、本社:ドイツ・Harsewinkel):2019年6月28日

 世界有数の農業機械製造会社であるCLAASは、2019年10月1日の新事業年度の初めに経営構造を変更し、最高経営責任者(CEO)の地位を発表した。

 「この重要な変更は、CLAASでさらに優れた迅速な意思決定プロセスを実現し、変化の激しい時代に柔軟に対応できるようにする」とCLAAS監査役会会長のCathrina Claas-Mühlhäuser(カトリーナ・クラース・ミューハウザー)氏は述べている。

 最高経営責任者(CEO)の新しい役割は、グループ執行委員会の技術システム部門を担当するThomas Böck(トーマス・ベック)氏が担うことになる。

 以前はGroup Executive Board(グループ理事会)のスピーカーを務め、Forage Harvesting(飼料収穫)、Strategy(戦略)とCorporate Communications(コーポレートコミュニケーション)を担当していたHermann Lohbeck(ヘルマン・ローベック)氏は、新しい課題に取り組むために、新しい事業年度の初めに会社を辞任することを選択した。

 Cathrina Claas-Mühlhäuser(カトリーナ・クラース・ミューハウザー)は次のように述べている。

 「農業技術に対する彼の意欲と情熱によって、Hermann Lohbeck(ヘルマン・ローベック)は会社の成功に大きく貢献しました。理事会での5年間を含む、さまざまな異なる管理職で彼が私たちに与えてくれた20年間の奉仕に対して彼に感謝したい。将来の最高経営責任者(CEO)としてThomas Böck(トーマス・ベック)と共に、我々はこの役割に技術とチーム精神への真剣な情熱をもたらすダイナミックな個性で内部的に新しいポジションを埋めました。」

 ThomasBöck(トーマス・ベック)は、電気工学を専門とする有資格エンジニア。彼は、自動車システム開発者としてプロとしてのキャリアを始めた。1996年から2006年まで、彼は農業用および商用車の有名な製造業者と共に指導的役割を果たした。これらの会社で、彼はユーティリティと商用車のための電子と油圧システムの開発を担当した。

 2006年にCLAAS Groupに入社し、CLAAS Saulgau GmbH(クラース・ザウルガウ株式会社)の技術マネージャーをはじめとする管理職に就いた。業界内で国際的なつながりを持ち、さまざまな団体で会社を代表している。2014年にCLAASグループ理事会に任命され、10月1日から議長を務め、同時に技術およびシステム部門を統括している。

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