ナブテスコ、シーメットが日本鋳造工学会の2019 年度「豊田賞」を受賞

 ナブテスコは6月28日、グループ会社で、ハイエンド光造形システムと砂型積層造形装置(3D プリンター)の製造販売を手掛けるシーメット(本社:神奈川県横浜市)が、公益社団法人日本鋳造工学会より2019 年度「豊田賞」*1 を受賞したと発表した。

 同社は、2013 年より国家プロジェクトTRAFAM*2 において、国立研究開発法人産業技術総合研究所を主とする13 団体・グループとともに「高速砂型積層造形装置の開発」を推進し、世界最速砂型積層造形装置『Sand Casting Meister SCM-1800』を開発した。装置の開発を通じて、鋳造分野の技術開発・改善に尽力し、鋳造工業の発展に顕著な業績を挙げたことが高く評価され、今回の受賞に至った。

 ナブテスコグループは、今後も日本のものづくり産業を支える3D プリンターの開発と普及に積極的に取り組んでいく。

*1TRAFAM (Technology Research Association for Future Additive Manufacturing):技術研究組合次世代3D 積層造形技術総合開発機構

*2 豊田賞:日本鋳造工学会における表彰制度の一つで、鋳造業界の発展に寄与する設備開発技術の確立等に貢献した者に贈られる賞。

<豊田賞の受賞者>

 TRAFAM、産業技術総合研究所、早稲田大学、日産自動車株式会社、シーメット株式会社、群栄化学工業株式会社、伊藤忠セラテック株式会社、株式会社コイワイ、株式会社木村鋳造所、株式会社IHI、株式会社小松製作所、北海道立総合研究機構工業試験場、兵庫県立工業技術センター

 ニュースリリース