建設機械出荷、2019年5月は1.8%増の2,049億円、8カ月連続で増加、外需は8カ月振り減少

 日本建設機械工業会が6月27日に発表した2019年5月の建設機械出荷金額は、内需は6.2%増加の700億円、外需は0.4%減少の1,349億円、総合計では1.8%増加の2,049億円となった。その結果、内需は8カ月連続の増加、外需は8カ月振りの減少となった。総合計では8カ月連続の増加となった。

■内需は6.2%増の700億円

 内需について機種別に見ると、トラクタ5.1%増加の70億円、油圧ショベル14.5%増加の197億円、ミニショベル2.3%増加の60億円、建設用クレーン3.5%増加の123億円、コンクリート機械41.2%増加の37億円、その他建設機械11.5%増加の53億円の6機種と補給部品4.1%増加の96億円が増加し、内需全体では6.2%の増加となった。

■外需は0.4%減の1,349億円

 外需について機種別に見ると、油圧ショベル5.6%増加の596億円、ミニショベル9.1%増加の194億円、建設用クレーン15.0%増加の69億円、コンクリート機械58.8%増加の1億円の4機種が増加したものの、その他5機種と補給部品が減少した。

 地域別に見ると、中国が4カ月連続の増加、欧州が8カ月連続の増加、北米が21カ月連続の増加、CISその他東欧が4カ月連続の増加の4地域が増加したものの、外需全体では0.4%の減少となった。

■油圧ショベル、5月の国内出荷台数は8.9%増の1,573台

 5月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ519台(前年同月比2.8%減少)、油圧ショベル1,573台(同8.9%増加)、ミニショベル1,878台(同1.4%減少)、クローラクレーン23台(同39.5%減少)、ラフテレーンクレーン104台(同4.0%増加)、アスファルトフィニッシャ31台(同18.4%減少)――となった。

 2019年5月度建設機械出荷金額統計