王子HDグループ、ミャンマーの大型複合施設に水処理設備を導入

 王子ホールディングスは6月26日、グループ会社である王子ミャンマーパッケージング社(Oji Myanmar Packaging Co.,Ltd.、以下 OMPC)が、ミャンマーのヤンゴン市で開発が進められている大型複合施設(※1)に、王子ホールディングスが展開する限外ろ過膜装置(OJI-MEMBRANE)と遠隔監視システムが組み込まれた生活用水製造設備ならびに排水処理設備が採用されと発表した。

 王子ホールディングスの限外ろ過膜装置(OJI-MEMBRANE)は、これまで排水処理や工業用水製造設備への展開を中心としてきたが、今後は生活用水製造用としての展開も進めていく。

 さらに、IoT技術の活用により遠隔で水処理設備を監視して設備の維持管理を行う遠隔サポートサービスも開始しており、ミャンマーにおいても同サービスを積極的に展開していく。

 王子グループでは、水資源の有効活用や環境負荷軽減につながる水処理設備を通じて東南アジアを中心とした国内外の社会やお客様のご要望にお応えできるよう、革新的な技術を提案していく。(※2)

<大型複合施設概要>

所在地:ミャンマー ヤンゴン市中心街

用途:オフィス、ホテル、商業施設

総事業費:約 377 億円

竣工予定:2020 年

<水処理設備概要>

生活用水:対象水量 900 m3/日、限外ろ過膜処理

排水処理:対象水量 500 m3/日、生物処理

※1 株式会社フジタ、東京建物株式会社、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構が共同出資する日本企業グループが、ミャンマー現地法人(アヤヒンター社)とともにオフィス、ホテル、商業施設などの大型複合施設を開発する事業。2020年に竣工予定。

※2 我々は環境に配慮した独自の技術で、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)への貢献を目指す。

 ニュースリリース