ブリヂストン、大型農業トラクター用ラジアルタイヤをクボタの新型「M7」に納入

 ㈱ブリヂストンは6月18日、㈱クボタが6月14日に発表した大型農業トラクター「M7」のM7-172(170馬力)モデルの新車装着用タイヤとして、大型農業トラクター用ラジアルタイヤ「VT-TRACTOR(ブイティートラクター)」を納入すると発表した。

 新型「M7」は、農業の担い手による営農規模の拡大が進んでいる中で、短時間で重作業を効率よく、かつ容易な操作で行いたい、というユーザーニーズに応える国内メーカー最大クラスのトラクター。

 今回納入する「VT-TRACTOR」は、高耐荷重に対応したVFタイヤ(※1)準拠品。より低い空気圧で使用することも可能となり、タイヤが柔軟にたわむことで、地面と接する面積が増加し、けん引力の向上や乗り心地の改善、更には大切な田畑の土壌の踏み固め抑制に貢献するタイヤで、「M7」の「重作業を効率よく」という狙いを最大限に引き出す上で重要な役割を果たしている。

 ブリヂストンは、農業機械分野において市場特性や顧客のニーズに合わせて、タイヤやゴムクローラ等の最適な商品を提案している。また、グローバルで培った技術力や独自のノウハウを活用して新商品や新サービスの開発に努め、進化し続ける農業機械の性能を最大限に引き出すことに貢献し、農業に従事する一人ひとりが満足できることを目指していく。

※1:代表的な海外のタイヤ規格であるTRA(The Tire and Rim Association, Inc.)やETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)で規定されているVF(Very High Flexion)タイヤは、同等サイズのラジアルタイヤに比べて、同じ空気圧であれば+40%更に重たい荷重を支えられる。そのため、同じ荷重条件下であれば通常の空気圧より下げて使用できる。

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