AEM(Association of Equipment Manufacturers:全米機械製造業協会):2019年6月13日
米国との間で進行中の貿易戦争が原因で不確実性が長引いているなか、AEMは最新の農業トラクターとコンバインの販売データを発表しました。
農業機械の販売台数は、今日の業界を取り巻く慎重な感情を反映しており、米国では殆どの機械カテゴリーでわずかな伸びしか見ていません。一方、カナダは2つのカテゴリーを除くすべてのカテゴリーで減少しています。
農業サービスのAEM上級副社長であるCurt Blades(カート・ブレード)は次のように述べています。
「5月の米国での販売数量は増加していましたが、進行中の貿易戦争は我々が今後数カ月で取るかもしれない方向について心配しています。自由貿易は、米国経済と私たちの業界を強く維持するために重要です。特に米国で製造される機械の30%を検討するとき、毎年輸出に割り当てられています。」
2輪駆動トラクターの総小売販売台数は、前年5月と比較した場合、1.6%のわずかな増加を見ました。さらに、40HP以下のトラクターは0.7%とわずかな伸びを示し、40~100HPのトラクターは2.9%の伸びを示し、100HP以上のトラクターは8.6%の伸びを示しました。
四輪駆動トラクターの総販売台数は前年同月比2.3%増となりました。年初からの販売台数は全体で22.2%増です。全体として、トラクターの総販売台数は最低1.6%の伸びを示しましたが、これは自走式コンバインの販売台数が13%下がったことが本質的に影になりました。
一方、南部とは異なり、カナダは今月、急激な減少を見ました。カナダで成長を経験したのは、40HP以下および100HP以上の2輪駆動トラクターのみでした。その他のカテゴリーでは、40〜100HPのトラクターで20.8%、四輪駆動のトラクターで56.4%と落ち込みが見られたこともあり、減収となりました。