大塚テクノ(本社:徳島県鳴門市)は6月10日、海外展開の一環として、ベトナムに医療用包装資材(※)等の供給を目的とした「大塚テクノベトナム有限会社」(本社:ベトナム ドンナイ省、社長 藤田普方)を6月7日に設立し、新工場の建設に着手したと発表した。
大塚グループでは、1970年代から医薬関連事業の海外展開をはじめ、輸液事業に関しては、現在、アジア地域を中心に、15の事業会社で各国の医療に貢献している。大塚テクノの海外展開は、この輸液事業において医療用包装資材を供給することを主な目的とし、2005年に中国四川省楽山市に楽山大塚科技有限公司、2011年に中国江蘇省南京市に南京大塚泰邦科技有限公司を設立、中国国内で製造販売を行うとともに、近隣諸国への輸出も行っている。
ベトナムに建設する新工場は、競争力のある生産体制のもと、主に医療用包装資材を製造する工場として、2021年10月の稼働開始を予定している。大塚テクノはその培った技術力を活かし、成長著しいアジア地域において、今後、需要の増加が見込まれる医療用包装資材のみならず、医療用プラスチックデバイス、医療機器などの供給を通じ、さらなる医療分野の発展に貢献していく。
大塚グループは、”Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与していく。
※医療用包装資材とは、主に輸液製剤に使用するプラスチックフィルム、キャップ、ポート等を指す。
<新会社概要>
社名:大塚テクノベトナム有限会社(Otsuka Techno Vietnam Co., Ltd.)
設立: 2019年6月7日
資本金: 15百万 USD
代表者: 社長 藤田 普方(ふじた ひろのり)
所在地: Nhon Trach Industrial Zone 6, Long Tho commune, Nhon Trach district, Dong Nai Province, Vietnam
従業員数: 100名 予定
事業内容: 医療用包装資材、医療機器、電子部品などの製造販売
<大塚テクノ株式会社(Otsuka Techno Corporation)>
設立: 1985年12月2日
資本金: 4,000万円
代表者: 代表取締役社長 月井 完治(つきい かんじ)
本社所在地: 〒771-0360 徳島県鳴門市瀬戸町明神字板屋島120番1
従業員数: 426名(2018年12月31日現在)
事業内容: 医薬品用プラスチック容器部材・精密成形品の製造販売