建設機械出荷、2019年4月は3.4%増の2,173億円、7カ月連続で増加

 日本建設機械工業会が5月30日に発表した2019年4月の建設機械出荷金額は、内需は10.3%増加の584億円、外需は1.1%増加の1,589億円、総合計では3.4%増加の2,173億円となった。その結果、内需は7カ月連続の増加、外需は7カ月連続の増加となった。総合計では7カ月連続の増加となった。

■内需は10.3%増の584億円

 内需について機種別に見ると、トラクタ15.7%増加の59億円、油圧ショベル26.4%増加の161億円、建設用クレーン7.4%増加の94億円、道路機械14.4%増加の17億円、トンネル機械15000.0%増加の2億円、油圧ブレーカ圧砕機3.6%増加の14億円、その他建設機械9.3%増加の52億円の7機種と補給部品4.3%増加の100億円が増加し、内需全体では10.3%の増加となった。

■外需は1.1%増の1,589億円

 外需について機種別に見ると、油圧ショベル1.8%増加の697億円、ミニショベル7.0%増加の222億円、建設用クレーン36.4%増加の79億円、コンクリート機械232.0%増加の2億円、基礎機械36.6%増加の2億円、油圧ブレーカ圧砕機4.1%増加の8億円の6機種と補給部品3.2%増加の196億円が増加した。

■地域別では5地域が増加、北米は20カ月連続の増加

 地域別に見ると、中国が3カ月連続の増加、欧州が7カ月連続の増加、北米が20カ月連続の増加、中南米が3カ月連続の増加、CISその他東欧が3カ月連続の増加の5地域が増加し、外需全体では1.1%の増加となった。

■油圧ショベル、4月の国内出荷台数は10.1%増の1,142台

 4月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ526台(前年同月比9.1%増加)、油圧ショベル1,142台(同10.1%増加)、ミニショベル1,630台(同1.7%減少)、クローラクレーン17台(同15.0%減少)、ラフテレーンクレーン67台(同15.5%増加)、アスファルトフィニッシャ31台(同13.9%減少)――となった。

4月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース