アマダ、世界初「LBCテクノロジー」搭載のファイバーレーザマシンを発売

・ステンレス、アルミの加工品質と生産性を大幅に向上

 ㈱アマダホールディングスは5月28日、板金加工機械メーカーの㈱アマダ(本社:神奈川県伊勢原市)が世界初の革新的な「軌跡ビームコントロール(LBC)テクノロジー(※1)」をはじめて搭載したファイバーレーザマシン「VENTIS-3015AJ」(4kW)を6 月1 日に発売すると発表した。

 「LBCテクノロジー」は、板金加工市場から求められているステンレス、アルミの加工における高生産性、高品位加工へのニーズを背景に、加工に最適な光の特性を分析、追求した結果、アマダの強みであるレーザ光の加工技術を進化させた革新的なビーム制御技術。ファイバーレーザのビームの軌跡を自由自在に操作し、無限に軌跡のパターンをつくり出すことができる。

 また「LBC テクノロジー」は、高輝度発振器との組み合わせによりさらに機能を発揮することができるため、世界最高レベルの高輝度4kW ファイバーレーザ発振器も併せて開発した。

 「VENTIS-3015AJ」は、2018年10月にドイツで開催された世界最大級の板金加工業界の見本市「EuroBLECH 2018」において、「LBCテクノロジー」が高く評価され、MM賞※2 を受賞した。同機は市場で高まる板金加工のニーズに応えるべく、「LBCテクノロジー」搭載機の第一弾として、無限にあるレーザ光の軌跡パターンから3つの機能を搭載している。

<発売概要>

販売開始時期:2019 年6 月1 日

年間販売目標:120 台/年

販売価格(税別):163,000 千円~ (自動化ソリューション棚仕様)

※1 LBC テクノロジー:Locus Beam Control Technology の略
※2 MM賞:ドイツで最も権威のある製造業界誌「MM MaschinenMarkt」が、先進的、革新的な出展製品に授与する賞

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