VDMA(ドイツ機械工業連盟):2019年5月21日
2019年第1四半期、ドイツは機械で438億ユーロ(約5兆3,874億円)を輸出した。これは昨年同期(429億ユーロ)よりも2.1%多い。最大の単一市場である米国への輸出は、引き続き10.4%と堅調に伸びた。(1ユーロは約123円)
「米国の貿易制裁による私たちの顧客の不確実性は紛れもない痕跡を残しています」とVDMAのチーフエコノミスト、Ralph Wiechers(ラルフウィーチャーズ)博士は述べている。
Middle Kingdom(中間王国)への商品の輸出は、前年比0.4%増にとどまった。EU-28への輸出もまた比較的好調に推移し、3.9%増加した。EU諸国はドイツの機械輸出の48.7%を占めている。米国の貿易制裁による私たちの顧客の不確実性は紛れもない痕跡を残している。
スウェーデンとハンガリーへの輸出は、それぞれ10.4%と11.9%の二桁成長を遂げた。しかし、フランス(これまでEU内で最も重要なパートナーであった)への輸出も大幅に増加した(プラス9.6%)。南部のEU諸国との貿易もまた非常に喜ばしかった:ギリシャ、ポルトガル、スペイン(プラス41.9、13.9、8.5%)。 EU内のEU内貿易の数値は、通常、多数の遅延通知があるため暫定的なもの。
国内経済の低迷や制裁政策などの国固有の原因により、ロシアへの商品の輸出が縮小している(マイナス13%)。また、景気後退とリラの衰退により、トルコの輸出はさらに減少した(マイナス9.6%)。
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