JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は5月22日、子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下、SBG社)がドイツ国ゲルゼンキルヘン市でBP社が保有するルール製油所のガス焚きボイラを受注したと発表した。受注額は約100億円。
BP社は本製油所の近代化工事の一環として、石油精製の過程で発生する副生ガスの有効利用を目的に、ボイラ設備を更新することを決定した。
同プロジェクトは、ドイツの大手発電事業者であるシュテアグ社が元請となり、SBG社は高温高圧の蒸気を発生させる副生ガス焚きボイラ4缶の設計・建設を行う。建設されるボイラで発生する蒸気は、石油精製に活用される。
SBG社は、これまで欧州を中心に100件以上に及ぶボイラ設備の建設を行ってきた。こうした実績に加え、多様な副生ガスの安定燃焼を実現する技術の提案が高く評価され、今回の受注に至った。
JFEエンジニアリンググループは、今後も世界各国で多様化するお客様のニーズに最適な技術を提供していく。
<受注概要>
発注者:シュテアグ社
設備仕様:
No.1&2ボイラ(2缶):蒸気 140t/時、圧力 14.5MPaA、温度 545℃
No.3&4ボイラ(2缶):蒸気 120t/時、圧力 10.7MPaA、温度 430℃
工期:2019年3月から2021年8月
受注金額:約100億円
<シュテアグ社概要>
資本金:128百万ユーロ
従業員数:約6,500人
事業内容:発電事業、エネルギー供給事業、廃棄物処理事業
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