小松マテーレ、中国南通市に新工場を建設

 小松マテーレ(本社:石川県能美市、旧・小松精錬)は5月22日、中国の生産拠点である蘇州工場の生産能力が限界に達したことから 、新たに中国国内に生産拠点を設けるため、 中国江蘇省南通市海安市に新会社を設立、新工場を建設すると発表した。

 新会社で建設を進める「海安工場」 では、成長の著しい中国市場に加え 、欧州並びに日本の国内需要に柔軟に対応していくため、 衣料、非衣料の両分野において、高効率かつ高品質な高次機能加工の実現にむけ、技術を積極的に導入した供給体制を整える。また、将来を見据えた十分なスペースを確保し、今後の事業拡大にむけてスピーディーかつフレキシブルに対応できる工場としていく。

<新会社の概要>

正式名称:小松美特料繊維海安有限公司

敷地面積:54,600 ㎡

事業内容:ポリエステル、ナイロン織編物の高加工技術による無地染め、複合薄膜素材、コーティング加工及び生地販売

資本金:2 ,000万米ドル

所在地:中国江蘇省南通市海安市

設立:2019 年 5 月 27 日

出資:小松マテーレ株式会社100%

<建設スケジュール>

着工予定:2019 年 11 月

竣工予定:2020 年末

生産開始:2021 年以降

 ニュースリリース