SMCが5月15日に発表した2019年3月期(2018年度)連結業績によると、売上高は5,769億48百万円(前期比2.4%減)となった。利益面は、主に減収の影響と販売管理費の増加から営業利益は1,802億03百万円(6.4%減)、為替相場の安定に伴い為替差損が解消し差益が発生したことから経常利益は1,982億01百万円(0.7%減)となった。また、移転価格税制に関連する法人税負担の増加などから親会社株主に帰属する当期純利益は1,306億31百万円(4.6%減)となった。自己資本当期純利益率(ROE)は、前期に比べ1.7ポイント低下して10.9%となった。
自動制御機器の需要は、日本・アジア・北米の半導体関連産業向けが、前期に急増した反動も加わって大幅に減少した。自動車関連向けは欧州を中心に堅調で、工作機械、食品奇怪などの業種向けは概ね前期並みの水準となった。
このような状況の中、SMCグループは国内外における製品供給体制の強化及び合理化・コストダウンを推進するとともに、将来を見据えた生産能力の拡充を進めた。
2020年3月期の連結業績は、売上高5,500億円(前期比4.7%減)、営業利益1,600億円(11.2%減)、経常利益1,650億円(16.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,150億円(12.0%減)を見込んでいる。
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