兼松エンジニアリング、高知市の工場用地取得を決定、40億円投じて19年10月着工

 強力吸引作業車など特殊車両メーカーの兼松エンジニアリング(本社:高知県高知市)は、2018年11月7日付で工場等用地取得を公表していたが、新工場建設計画が進展し、5月14日、固定資産(新工場建設)の取得を取締役会で決議したと発表した。

 主要製品である強力吸引作業車及び高圧洗浄車は、首都圏を中心とする都市再開発事業向け需要に加え、全国的なインフラ整備・長寿命化等に伴う幅広い需要に支えられ、高水準の生産活動が継続している。オリンピック以降も、政府の国土強靭化計画を背景に、受注環境は堅調に推移するものと見込んでいる。

 新工場の建設は、現在、高知県南国市明見地区と高知市布師田地区に分散している生産拠点を集約する。また、主要製缶部品製作を担う協力会社2社が隣接することで、よりスピーディーな生産体制を構築し、十分な生産スペースを確保することで工場内の動線を見直し、生産性の向上と品質の維持を図る。さらに、主要協力会社とあわせ高台移転することで、南海トラフ地震対策とし、万一の事態においても生産体制を維持することができる。

<取得資産の内容>

名称:高知中央産業団地工場(仮称)

所在地:高知県高知市一宮字大坂4786 番33 及び34(高知中央産業団地 B区画及びC区画)

敷地面積:26,474.75 ㎡ ※1

投資総額:約4,000 百万円(土地、建物、設備等) ※1

着工:2019年10月(予定)

竣工:2020年11月(予定)

資金計画:自己資金及び金融機関からの借入金(予定)

※1:用地は2019 年1 月に支払っている(敷地面積33,581.12 ㎡、取得価額830 百万円)。また、2019 年4 月に敷地の一部を協力会社に売却している。敷地面積及び投資総額については、売却後の内容で記載している。

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