鍛圧機械、4月受注は14.1%減の268.6億円、2019年度の出だしは低調

 日本鍛圧機械工業会が5月13日に発表した2019年4月の鍛圧機械受注総合計は268.6億円、前年同月比14.1%減となった。プレス系、板金系併せた機械合計では20.0%減となり、2019年度の出だしとしては低調であった。好調に推移してきた板金系もマイナスに転じ、国内向けにも勢いが低下した感がある。輸出向けは低水準が続いており、北米を除くほぼ全地域で前年を下回った。

 プレス系機械は133.3億円、前年同月比16.8%減。中型プレスは16.4%増だが、超大型プレスが39.8%減、大型プレス44.9%減、小型プレスも17.8%減。フォーミングは42.1%増、自動化・安全装置も47.8%増だが、油圧プレスは25.4%減。板金系機械は67.6億円で前年同月比25.5%減。プレスブレーキが19.4%増だが、レーザプラズマ46.3%減、パンチングも31.2%減。

 国内は103.6億円、前年同月比19.8%減。鉄鋼・非鉄金属が76.1%増だが、自動車が20.0%減、金属製品製造業36.4%減、一般機械26.3%減、電機も56.1%減となった。

 輸出は97.3億円、前年同月比20.1%減。北米向けが2.3倍増だが、中国向け28.6%減、欧州向け35.0%減、韓国・台湾向け36.4%減、東南アジア向け74.9%減、インド向けも86.6%減となった。

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