三菱重工業が5月9日に発表した2019年3月期(2018年度)連結業績によると、受注高は、インダストリー&社会基盤部門が増加したものの、パワー部門、航空・防衛・宇宙部門が減少したことにより、前度並みの3 兆8,534 億円となった。また、売上収益は、パワー部門とインダストリー&社会基盤部門が増加したものの、航空・防衛・宇宙部門等で減少したことにより、前年度並みの4 兆783 億円となった。
事業利益は、全ての部門で増加したことに加え、固定資産売却益を計上したこと等により、前年度を1,285 億円上回る1,867 億円、税引前利益は前年度を1,433 億円上回る1,826 億円となった。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前年度を1,086 億円上回る1,013 億円となった。
2018年度における世界経済は、米中貿易摩擦や英国のEU 離脱問題等の影響を受けて不透明感が強まり、中国での停滞や欧州での減速が見られたものの、米国では緩やかな景気拡大が続いた。我が国経済も、雇用の回復や個人消費の持直しなどにより、緩やかな回復基調にあった。
■2019 年度の業績見通し
2019 年度の業績は、売上収益4兆3,000 億円、事業利益2,200 億円、税引前利益2,100 億円、親会社の所有者に帰属する当期利益1,100 億円の見通し。
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