㈱神戸製鋼所が5月9日に発表した2019年3月期(2018年度)連結業績によると、建設機械部門である、コベルコ建機の売上高は前年度比5.9%増の3,860億円、経常利益は油圧ショベルの販売台数の増加に加え、中国での油圧ショベル事業における滞留債権の回収が進捗したことにより引当金の一部を取り崩したことなどから、前年度比35億円増益の255億円となった。
油圧ショベルの販売台数は、欧州、中国を中心に需要が堅調に推移したことから、前年度を上回った。クローラクレーンの販売台数は、国内においては、2018年7月に高砂製作所で発生したクレーン倒壊事故の影響で出荷検査の遅れが生じたことにより、前年度を下回ったが、東南アジアなど海外における需要が堅調に推移したため、全体としては前年度並となった。
なお、2020年3月期(2019年度)の見通しについては、5月15日に発表予定の「中期経営計画ローリングプラン」で公表される見込み。
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