荏原製作所、エリオットがインド・バンガロールサービスセンターに新工場を増設

 ㈱荏原製作所は5月7日、コンプレッサ・タービン事業を担うエリオットグループ(以下:エリオット)がインドのバンガロールサービスセンターに新工場を増設、2019年2月に稼働を開始したと発表した。

 バンガロールはインド南部に位置し、重工業からハイテク産業までさまざまな産業の拠点となる南アジア有数の都市。エリオットは大型コンプレッサや大型蒸気タービンのアフターサービスを強化するため、2015年にサービスセンターを設立している。

 今回の新工場増設により中小型蒸気タービンの生産を開始すると共にアフターサービスを拡充し、インドを中心とする東アジアにおけるコンプレッサ・タービン事業を幅広く展開させる、中心拠点としていく。

 新工場では中小型蒸気タービンの製造、組立、試験を行うことができる。これにより、インド、東アジアを中心とする顧客のニーズに、より的確に対応することが可能となった。また、設計、販売、サービス部門やトレーニングセンターなども備え、アフターサービスをより強化させる体制を整えている。

 中小型蒸気タービンは、駆動用や発電用に使用され、石油化学工業のみならず、食品、一般化学分野、バイオマスプラントなど幅広い産業分野で使用されている。エネルギー供給システムの多様化やエネルギー需要が拡大する中、エリオットは新規の顧客への対応と既存の顧客への幅広いサービス、サポート体制を一層充実させていく。

 100年以上コンプレッサ・タービン事業を展開するエリオットは、アジア・ヨーロッパ・中東・南北アメリカなどにサービスセンターを有し、世界中の納入先にサービススタッフが駆けつけられる体制を有している。今後も、顧客に信頼され、期待され続ける製品を提供するためさらなる品質・サービスの向上に全力で取り組んでいく。

<The Bengaluru YR factor>

所在地:the Bidadi Industrial Area southwest of Bengaluru, India

敷地面積:約5,000㎡

施設内容:設計、生産機器、エリオットYR蒸気タービン用試験設備、販売、サービス部門、トレーニングセンターなど

稼働開始日:2019年2月

 ニュースリリース