・コマツ建機の販売台数は1%増だが、建設機械の総売上は2%減
PT United Tractors Tbk(ユナイテッド・トラクターズ、本社:インドネシア・ジャカルタ)が4月24日に発表した2019年第1四半期(1~3月)の連結売上高は前年同期比19%増の22.6兆ルピア(前年同期:19.0兆ルピア)となった。売上の増加に伴い、2019年第1四半期の純利益は同21%増の3.1兆ルピア(同:2.5兆ルピア)となった。鉱業請負セグメントは、金鉱業セグメントを追加したことにより、連結売上高におけるセグメント構成比は、鉱業契約42%、建設機械30%、石炭鉱業16%、金鉱業8%、建設業4%となった。(1ルピアは約0.01円)
<建設機械セグメント>
建設機械の販売台数は前年同期比1%増の1,181台(1,171台)となった。コマツは、市場シェア38%の市場リーダーとしての地位を維持した(社内市場調査による)。販売台数に加えて、スペアパーツ販売および重機サービスは、前年同期比2%増の2兆2,000億ルピアとなった。
UD TrucksなどのUTの他の流通ブランドの販売数量は前年同期の202台から161台に減少し、Scania製品は266台から148台に減少した。この減少は、UD TrucksとScaniaが主に運営している鉱業部門における低品位石炭価格の影響によるもの。
建設機械事業セグメント全体の売上高は、前年同期比2%減の6.8兆ルピア(6.9兆ルピア)となった。
<鉱業契約セグメント>
PT Pamapersada Nusantara(PAMA)を通じてマイニング契約セグメントを運営している。PAMAの2019年第1四半期売上は20%増の9.5兆ルピアを記録し、総石炭生産量は2670万トンから3,050万トンへと14%増加した。その一方で、過剰負担の除去量は2億710万bcmから2億3460万bcmへと13%増加した。
<炭鉱セグメント>
同社の石炭鉱業部門は、PT Tuah Turangga Agungによって運営されていた。2019年3月の時点で、TTAは、同期間の2018年の260万トンに対し、325千トンの原料炭と345千トンの石炭取引事業を含む250万トンの総石炭販売量を記録した。鉱業事業の売上は、原料炭の寄与が高まったことにより、3.5兆ルピアから5兆6,000兆ルピアへと5%増加した。
<金鉱セグメント>
金鉱業セグメントは、PT Agincourt Resourcesによって運営されていた。PT Agincourt Resourcesは、South Tapanuli地区のNorth SumatraにあるMartabe Gold Mineを運営している。2019年第1四半期のMartabe金鉱山からの総金売り上げは約97,000オンスの金で、1.9兆ルピアの純収入を記録した。
<建設業セグメント>
建設業セグメントは、PT Acset Indonusa Tbk(ACSET)に代表された。2019年第1四半期のACSETの売上高は8,020億ルピアであり、2018年の同期間の純利益は7,340億ルピアであった。2019年第1四半期の純損失は、建設および資金調達コストの増加が認識されている進行中のプロジェクトで発生した変更の影響である。2019年第1四半期に、ACSETは総プロジェクト評価額590億ルピアの新規契約を獲得した。
<エネルギーセグメント>
25%の株式を所有しているPT Bhumi Jati Power(BJP)は現在、中部ジャワのJeparaにある2×1,000MWの火力発電所の建設過程にある。2019年第1四半期まで、開発の進捗は64%に達し、2021年に商業操業を開始する予定。BJPは、同社の子会社である住友商事と関西電力との合弁事業である。
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