建設機械出荷、3月は6.8%増の3,004億円、内外とも6カ月連続で増加

・2018年度は8.2%増加の2兆8,073億円、2年連続増加で過去最高の実績

 日本建設機械工業会が4月25日に発表した2019年3月の建設機械出荷金額は、内需は14.4%増加の1,236億円、外需は2.0%増加の1,768億円、総合計では6.8%増加の3,004億円となった。その結果、内需は6カ月連続の増加、外需は6カ月連続の増加となった。総合計では6カ月連続の増加となった。

 内需について機種別に見ると、トラクタ32.4%増加の134億円、油圧ショベル40.1%増加の358億円、ミニショベル1.5%増加の91億円、コンクリート機械8.3%増加の50億円、基礎機械11.2%増加の45億円、油圧ブレーカ圧砕機5.4%増加の24億円、その他建設機械18.1%増加の85億円の7機種と補給部品0.6%増加の111億円が増加し、内需全体では14.4%の増加となった。

 外需について機種別に見ると、トラクタ12.0%増加の213憶円、油圧ショベル4.1%増加の798億円、ミニショベル11.2%増加の230億円、建設用クレーン59.7%増加の109億円、基礎機械1,528.6%増加の2億円、油圧ブレーカ圧砕機18.1%増加の11億円の6機種が増加した。

 地域別に見ると、中国が2カ月連続の増加、欧州が6カ月連続の増加、北米が19カ月連続の増加、中南米が2カ月連続の増加、CISその他東欧が2カ月連続の増加の5地域が増加し、外需全体では2.0%の増加となった。

■2018年度出荷:内需は3年ぶり増加、外需は2年連続で増加

 同時に発表した2018年度の建設機械出荷金額は、総合計は8.2%増加の2兆8,073億円で2年連続の増加となり、過去最高の実績となった。内需は0.9%増加の9,925億円、外需は12.6%増加の1兆8,148億円となり、内需は3年振りの増加、外需は2年連続の増加となった。

 内需について機種別に見ると、トラクタ10.9%増加の1,218億円、油圧ショベル0.3%増加の2,706億円、ミニショベル6.1%増加の895億円、基礎機械11.1%増加の434億円、油圧ブレーカ圧砕機3.3%増加の205億円、その他建設機械11.3%増加の719億円の6機種が増加し、内需全体では0.9%の増加となった。

 外需について機種別に見ると、トラクタ6.3%増加の1,900億円、油圧ショベル17.4%増加の7,735億円、ミニショベル8.7%増加の2,305億円、建設用クレーン22.1%増加の838億円、油圧ブレーカ圧砕機10.9%増加の101億円、その他建設機械8.0%増加の2,508億円の6機種と補給部品14.7%増加の2,390億円が増加した。

 地域別に見ると、アジア、中国、オセアニア、欧州、北米、中南米、CISその他東欧の7地域が増加し、外需全体では12.6%の増加となった。

■油圧ショベル、2018年度国内出荷台数は4.7%減の23,853台

 3月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,157台(前年同月比13.4%増加)、油圧ショベル3,293台(同46.9%増加)、ミニショベル3,196台(同6.0%増加)、クローラクレーン63台(同26.7%減少)、ラフテレーンクレーン303台(同1.0%増加)、アスファルトフィニッシャ47台(同2.2%減少)――となった。

 また、2018年度の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ13,454台(前年度比3.2%増加)、油圧ショベル23,853台(同4.7%減少)、ミニショベル30,115台(同7.0%増加)、クローラクレーン441台(同10.9%減)、ラフテレーンクレーン1,625台(同6.3%減少)、アスファルトフィニッシャ493台(同10.0%減少)――となった。

3月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース