㈱日本製鋼所は4月24日、同日開催の取締役会において、その他事業セグメントに含まれる風力発電機事業のうち、風力発電機の製造及び販売事業から撤退することを決議したと発表した。
同社は、2006年の風力発電機事業への参入以来、国内にて135基の風力発電機を納入しているが、日本特有の厳しい気象環境に対応する技術開発が課題となり、2016年度からは製造を中止していた。今回、あらためて事業継続に関し検討した結果、将来的にも収益の確保が困難と判断した。
同事業は既に新規の受注を取り止めていることから従業員及び資産等に関する今後の新たな取扱いはなく。既設の風力発電機の保守・補修などメンテナンス事業については今後も実施する。
また、2016年度より風力発電機の製造を中止しているため、2018年度は当該事業に関する売上を計上しておらず、撤退による連結業績への影響は軽微としている。