㈱三井E&Sマシナリーは4月15日、2018年度に機械工場(岡山県玉野市)で製造した三井-MAN B&W型低速ディーゼルエンジンの生産量が164基(前年度146基)、389万馬力(同377馬力)となったと発表した。
三井E&Sマシナリーは1926年にデンマーク B&W社(現:MAN Energy Solutions社)とディーゼルエンジンに関する技術提携を結んで以来、世界のトップメーカーとして生産実績を積み重ね、累積生産馬力は1億馬力を超えている。なお、今年度の生産量は208基、398万馬力を予定している。
また、玉野事業所機械工場内にシリンダー口径500mmの4気筒テストエンジンを設置し、IMO(国際海事機関) が進めるNOx3次規制やCO2削減に対応する製品を開発している。さらに、今後NOx規制、SOx規制や燃料多様化への対策を加速し、顧客の要望に柔軟に応えていける体制を構築する。
三井E&Sマシナリーは、NOx規制対応ディーゼルエンジンやガス焚きディーゼルエンジンの受注実績を生かした受注活動を今後も展開し、これまで同様に、バルカーやタンカー、自動車運搬船、LPG船等向けさまざまなエンジンの受注にも注力している。
■三井-MAN B&W型低速ディーゼルエンジンの生産量及び生産予定
2008年度:214基・470万馬力
2009年度:218基・437万馬力
2010年度:221基・418万馬力
2011年度:220基・431万馬力
2012年度:187基・383万馬力
2013年度:164基・357万馬力
2014年度:181基・354万馬力
2015年度:181基・328万馬力
2016年度:180基・376万馬力
2017年度:146基・377万馬力
2018年度:164基・389万馬力
2019年度予定:208基・398万馬力
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