日本鍛圧機械工業会が4月8日に発表した2019年3月の受注総合計は373.5億円、前年同月比3.6%減となった。これにより、2018年度は3,898億円、前年度比10.1%増となり、リーマンショック前の水準となった。
3月の受注は、機械全体として、国内向けは引き続き高水準を維持しているが、輸出向けは低水準が続いており、輸出比率は前年比同様3割を下回った。プレス系機械は135.2億円、前年同月比19.4%減。超大型プレスは24.3%減、中型プレスが22.0%減、小型プレスも14.1%減。油圧プレスは36.4%減、フォーミンク68.9%減、自動化・安全装置も28.9%減。板金系機械は153.9億円でプレス系を上回り、前年同月比15.4%増。レーザプラズマが60.2%増、プレスブレーキ10.1%増だが、パンチングは10.2%減。
国内は207.0億円、前年同月比5.6%減。自動車が4.1%増、金属製品製造業11.7%増、一般機械も6.6%増だが、電機は24.6%減、鉄鋼・非鉄金属も34.4%減となった。
輸出は82.1億円、前年同月比1.1%増。北米向けが0.6%増、欧州向け24.4%増、東南アジアもプラスに転じたが、中国向け25.0%減、韓国・台湾向け39.3%減、インド向けも46.6%減となった。