日本鍛圧機械工業会が4月8日に発表した2018年度の受注金額は3,898億円で前年度比10.1%増となり、リーマンショック前の水準まで回復した。機種別、国内・輸出全て前年比を上回る好調な結果となったが、2018年度後半から海外向け失速感が懸念される。
機種別によると、プレス系は1,769億円で前年比13.0%増。機械プレス全体で17.2%増、油圧プレスが34.1%増だが、フォーミングは4.5%減、自動化・安全装置も18.2%減となった。板金系は1,269億円で前年度比8.8%増。レーザ・プラズマが19.5%増、プレスブレーキは8.9%増だが、パンチングは2.5%減となった。部品・金型・サービスは860億円、前年比6.6%増となった。
国内向けは1,808億円で前年比6.2%増。金属製品製造業が8.8%増、一般機械20.8%増、電機11.6%増、鉄鋼・非鉄金属も14.7%増だが、自動車は0.7%の微減となった。国内向け設備投資が堅調に推移しているもと考えられる。
輸出向けは1,230億円で前年比19.5%増。北米向けは6.3%増、中国向け6.0%増、東南アジア向け81.2%増、インド向け90.4%増、欧州向け39.1%増、韓国・台湾向けも8.1%増となった。