・2018年度は中国で史上最多の受注件数
日立造船は4月5日、中国の河北省保定市において、中節能(保定)環保能源有限公司より、ごみ焼却発電プラント向け焼却炉設備工事を受注したと発表した。1炉構成である同プラントの処理能力は1,000トン/日で、1炉あたりの規模として中国最大となる。日立造船は焼却炉などの設計および火格子など主要機器供給に加え、機器据付・プラント試運転時の技術指導サービス業務を行う。
日立造船グループは、ごみ焼却発電プラントにおいて、アジアや欧州を中心に900件以上に及ぶ世界トップクラスの実績を有している。うち中国向けの受注は今回の受注を含め2018年度は年間で過去最多となる7件、累計実績は23件となった。
日立造船グループは、今後もごみ焼却発電における世界No.1企業として、ますます高まる海外での衛生的なごみ処理およびエネルギー需要に応える技術やサービスの提供を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献していく。
<工事概要>
発注者:中節能(保定)環保能源有限公司(河北省保定市)
工事名称:保定市生活ごみ焼却発電プラント2期建設工事
日立造船業務:焼却炉設備に係る設計、主要機器供給、据付・試運転時の技術指導サービス業務
施設規模:ストーカ式焼却炉1,000トン/日×1炉(※1炉あたりで中国最大規模処理能力)、
発電出力:25MW
所在地:中華人民共和国河北省保定市
完工時期:2020年