コマツは4月1日付で、米国アリゾナ州に、鉱山向け無人ダンプトラック運行システム(Autonomous Haulage System以下、AHS)を専門に扱う組織「AHS Center of Excellence」(以下、CoE)を新設すると発表した。
コマツは顧客に価値を提供し、顧客と共に現場の課題を解決していくことで持続的な成長を目指している。今回のCoE新設はこの考えに沿った形での布石となる。目まぐるしく変化する鉱山現場の自律走行に関わる環境において、商品だけでなく、技術やサービスの専門人材をCoEに集約し、顧客の要望に素早く対応していく。また、CoEではAHSに関わる戦略、生産計画、マーケティング、販売サポートや教育も実施していく。
今後、顧客や顧客と直接接点のある代理店などに対し、最大限の価値を提供するため、CoEでは多様化されたメンバーが一丸となって共通のゴールを掲げ、戦略を立て、業務を行っていく。
コマツのAHSは、商用導入開始から今年で11周年を迎え、2018年度末時点で鉱石累計総運搬量は20億トンを達成した。コマツは無人化を進めることで、これからも鉱山現場の安全および生産性の大幅な向上に貢献していく。