日立造船、「平成30年度 新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定

・多様な職員の活躍を目指す柔軟な働き方への取り組みが評価

 日立造船は3月25日、経済産業省が選定する「平成30年度 新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれたと発表した。

■受賞理由

 日立造船グループは、グローバルで持続的成長を図るための経営戦略の一つとして、ダイバーシティ・マネジメントを推進している。職員の多様な価値観を尊重し、主体的に企業活動を行うことでグループ総合力の強化と新たな価値の創造を目指している。そのなかで「ダイバーシティ・マネジメントの目指すべき姿」を掲げ、「組織・風土」「働き方」「性別」「国籍」「年齢」「育児」「介護」「障がい」の8カテゴリーに分けて積極的に取り組んできた。多様な職員が活躍できる職場づくりを進めてきたことが評価され、今回の受賞となった。

■ダイバーシティ・マネジメントと働き方改革の推進

 日立造船は2018年度を「働き方改革元年」と位置付け、在宅勤務制度やサテライトオフィス、全社集中タイムなどの取り組み、風土改革の一環として、服装を原則自由化する「SMART & EASY STYLE」などを導入した。女性活躍推進や子育て支援活動が認められ、「えるぼし認定企業(2段階目)」「くるみん認定企業」にも選ばれている。

 これからも多様な職員が能力を発揮できる快適な職場環境づくりに努め、生産性を高め、ダイバーシティ・マネジメントならびに働き方改革を推進していく。職員一人ひとりが、属性にとらわれず様々な価値観を尊重しあって働くことでイノベーションを生み出し、SDGs(持続可能な目標)の達成に寄与していく。

■「新・ダイバーシティ経営企業100選」について

 経済産業省は、ダイバーシティ推進を経営成果に結びつけている企業の先進的な取り組みを広く紹介し、取り組む企業のすそ野拡大を目指し、「新・ダイバーシティ経営企業100選」として、経済産業大臣表彰を実施している。平成29年度からは、「ダイバーシティ2.0行動ガイドライン」をもとに、より中長期的に企業価値を生み出し続ける取り組みとしてステップアップするため、「ダイバーシティ2.0」に取り組む企業を「100選プライム」として選定している。

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