㈱安川電機は3月25日、世界最小クラス(同社調べ)で高機能なインバータGA500を商品化し、4月1日から発売すると発表した。
安川電機は、長期経営計画「2025年ビジョン」に掲げている「新たな産業自動化革命の実現」に向け、新たなソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を2017年10月に発表した。顧客の機械・設備を充実させるためのコンポーネントを中心とした既存のハード面でのソリューション提供に加え、その機械・設備を実際に稼働させた後のデータ活用による生産性の向上、高い品質の確保・維持、そして止まらないラインの実現といったソフト面での製品力を拡充し、顧客の生産現場において新しいトータルソリューションの提供を目指している。
産業界をとりまく環境は、モータのトップランナー規制に代表される地球規模でのエネルギー効率規制の強化、インダストリ4.0を始めとするIoTを利用した生産性の向上への関心の高まりなど大きく変化している。また顧客が抱える課題やニーズは、アプリケーションごとで多岐にわたっている。
安川電機はこれらのニーズに応えるべく「多才」「使いやすさ」「安心」を製品シリーズのコンセプトに、一般産業用機械や設備といった幅広い用途に最適な製品、そして、様々な用途に特化したアプリケーション別の製品をラインアップし、顧客に付加価値を提供する。そのシリーズ第一弾として一般産業用途向け“GA700”を、第二弾としてクレーン用途向け専用インバータ“CR700”を、そしてこのほど、シリーズ第三弾として汎用小型高機能インバータ“GA500”を製品化した。