ヤンマー、トルコで建機シェアリングサービス、19年度から本格運用を開始

 ヤンマー(本社:大阪市北区)は3月25日、トルコ共和国イズミール州を中心にテスト運用を行っていた建機シェアリングサービス「MakinaGetir(マキナゲテル)」において、2019年度より順次サービスを追加し、総合サービスを目指してトルコで本格運用を開始すると発表した。

 トルコは2023年の建国100周年に向けて建設投資が活発に行われており、建設機械の購入だけではなく、レンタル市場の成長が見込まれるなど建機に対する顧客のニーズも多様化している。一方で、所有する建機の効率的な活用・管理、借り手のコスト削減などの取り組みは行われておらず、使用していない建機が遊休資産になるなど課題も出てきている。

 ヤンマーは日本および欧州を主拠点に小型建設機械の製造・販売を行っている。建機需要の旺盛なトルコでは2018年6月より、イズミール・エーゲエリアで建機シェアリングサービスのテスト運用を行ってきた。同エリアでは、テスト運用中の同サービスへのマシン登録数が2,600台※1を超える結果となっている。

 ヤンマーは、新興国であるトルコで早くから建機のシェアリングプラットフォームを立ち上げることで、建機の効率運用を推進し、顧客の想像を超える新たな価値の提供を目指す。さらに今後は、市場特性を見極めた上で、同ビジネスモデルが有効な市場を中心にグローバルに展開していく。

 なお、同サービスは、2019年3月27日~30日にトルコ・イズミールで開催される大理石の展示会「MARBLE IZMIR FAIR」に出展する。

画像下:「MARBLE IZMIR FAIR」ヤンマーブースイメージ>

詳細は→ ニュースリリース

参考:トルコ建設機械工業会について