ヤマハ発動機は3月20日、自動車部品、電機・電子、医療、食品、化粧品などのさまざまな生産工程(組立・搬送・塗布・検査など)に用いるスライダタイプのモータレス単軸アクチュエータ「Robonity series(ロボニティシリーズ)(※1)」を 5 月 7 日に発売すると発表した。主要 8 社(※2)のモータメーカーに対応し、使い慣れたモータやドライバを搭載することが可能。販売計画は発売から1年後に6,000 台。
Robonity series は、高剛性・コンパクト・ローコストが特徴の「Basic モデル:LBAS」と、高精度・高耐久性が特徴の「Advanced モデル:LGXS」をラインナップしている。
「Basic モデル:LBAS」は、ガイドレールとフレームを一体化した新設計構造により、コンパクトでありながら高いモーメント剛性を備えている。「Advanced モデル:LGXS」は、高効率で高精度な研削ボールねじを標準採用し、高い信頼性と耐久性を誇るハイプレシジョンモデル。本体上面に防塵ステンレスシートを採用しクリーン仕様に標準対応している。
ヤマハ発動機は、自動化生産ラインに必要なさまざまな産業用ロボットを開発製造しており、単軸ロボット、スカラロボット、垂直多関節ロボット、リニアコンベアなど幅広い製品展開が特徴。このほどこれらの製品群にモータレス単軸アクチュエータを加えることでより多様な自動化のベストソリューションを提供していく。同シリーズは今後タイプやサイズなどのバリエーションの拡充を図る予定。
※1.robot と infinity を合わせた造語で、豊富なバリエーションをそろえるシリーズという意味を込めてネーミング。
※2.Basic モデル。Advanced モデルは 3 社。
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