中国の油圧ショベル、2019年2月販売は68.7%増の18,745台、1~2月累計では39.9%増の30,501台

 中国建設機械工業協会312日発表によると、20192月の油圧ショベル販売実績(25社ベース)は、前年同月比68.7%増の18,745台となった。うち国内市場での販売台数は同77.6%増の17,266台、輸出は同5.2%増の1,459台だった。

 また、201912月累計は、前年同期比39.9%増の30,501台。うち国内は同42.2%増の27,400台、輸出は同21.8%増の3,073台となった。

 クラス別によると、2月の大型機(30トン以上)は前年同月比36.5%増の2,359台、中型機(20~30トン)は同71.1%増の4,239台、小型機(20トン未満)は同93.4%増の10,668台。

 1~2月累計は、前年同期比42.2%増の27,400台。うち大型機は11.7%増の3,881台、中型機は同34.7%増、小型機は同55.2%増の16.989台だった。

 現地報道によると、中国の油圧ショベル販売は、引き続きインフラ建設と農村建設が販売を伸ばしている。2019年春節後にインフラプロジェクトが集中的に承認されて開始され、各地での主要プロジェクトへの投資は1,000億元にも上り、インフラ補助金の補完が高速レーンに入った。農村インフラもインフラ建設の重要分野で、その急速な立ち上げにより、村、都市建設、道路改修などの小さな土木工事で使用される小型ショベルの販売が大幅に増加した。

 一方、1~2月にかけての雨天のため、鉱物発掘調査の遅れや、一部の鉱物の建設や建設プロジェクトは禁止される可能性があるとされ、鉱山および大規模建設プロジェクトで使用される大型ショベルの成長率は減速し、需要は比較的減少したとみられている。

 また、メーカー別では、1~2月の三一は前年同期比83%増、徐工は同78%増と伝えられており、現地メーカーが勢いを増しているようだ。

中国の油圧ショベル2019年2月実績データ