日立造船は3月8日、子会社Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下HZI)が、スウェーデンのウップランズ・ブロー市内に2017年8月より建設していたコンポガス®技術を用いたバイオガスプラントを完工したと発表した。
完工したプラントは、スカンディナビア地域における初めてのコンポガスプロジェクトで、温室効果ガス削減を目的にスウェーデンが2015年に掲げた「世界初の化石燃料使用ゼロ国になる」との目標達成に寄与するもの。
<プラントの概要>
注文主:E.ON Biofor Sverige AB
施設規模:有機性廃棄物83,000トン/年 発酵槽3基
ガス生成量:バイオガス 12,380,000 N㎥/年
残渣処理:堆肥化(固形堆肥、液肥)
建設地:スウェーデン王国 ストックホルム県 ウップランズ・ブロー市
引渡し:2019年3月
■HZIのコンポガス®について
乾式メタン発酵の代表的な手法の1つ。生ごみなどの有機性廃棄物を嫌気性状態で約55℃の温度に保ち、微生物の働きによりバイオガスを発生させる。処理済み残渣は農業・園芸用の堆肥や肥料として利用される。HZIのコンポガス®は世界30カ国以上の国々で商標登録されている。
受注時のリリース:2017年3月4日「スウェーデン向けコンポガスプラント建設工事を受注」
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