・ 移動式クレーン構造規格の一部改正に対応した安全強化モデルのフルラインナップ化が完了 –
古河機械金属グループの中核事業会社である古河ユニック(東京都中央区)は3月11日、小型トラック荷台内架装用ユニッククレーンの安全機能を強化し、厚生労働省による移動式クレーン構造規格の一部改正に対応した安全強化モデルとして販売を開始すると発表した。
小型トラック荷台内架装用ユニッククレーンは、車両総重量5~8トンの小型トラックの荷台内に架装され、走行(格納)時はクレーンのブームが車両上部に突出することなく、車両全高内に収まるコンパクトクレーン。小型トラックの小回り性を損なうことなく、住宅が密集した市街地等の狭小地でもスムーズに移動できるため、造園業や石材業等を中心に幅広い業種で使用されている。
昨年2月26日に告示された移動式クレーンの構造規格の一部改正※1を受け、古河ユニックでは、昨年10月に販売を開始した安全強化型『ユニッククレーン|G-FORCEシリーズ』(小・中・大型トラック向け)をはじめ、本年1月に超大型ユニッククレーン、2月にミニ・クローラクレーンの本規格改正への対応を進めてきたが、このほど小型トラック荷台内架装用ユニッククレーンの安全強化モデルとして定格荷重指示装置※2を標準装備した『ML警報型』の発売を開始する。今回の本規格対応をもって、対象となるユニック製品の安全強化モデルのフルラインナップ化が完了する。
※1 移動式クレーンの構造規格の一部改正:厚生労働省告示第33号「クレーン又は移動式クレーンの過負荷防止装置構造規格等の一部を改正する告示」
※2 定格荷重指示装置:定格荷重を超えるおそれがある場合に、当該荷の荷重が定格荷重を超える前に警音を発する機能を有する装置
古河ユニックは、引き続き本規格改正に対応した安全なユニック製品を拡販していくと共に、より一層、安全かつ使いやすい製品の開発に努めていく。
<標準価格>(税別価格):▽URP244RA1 299万円~▽URU220シリーズ266万円~(※シャーシを除く。また、仕様により異なる)
<販売目標>:年間130台(全機種合わせて)
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