KYBは3月7日、大野雅生副社長(62)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。免震・制振装置の検査データの改ざん問題を受け、中島康輔会長兼社長(63)は社長職を引責辞任し、責任を明確にする。依然として問題があった装置の交換作業などの対応は進んでおらず長期化している。そのため中島会長は不正対応に専念し、代表権を持った会長には引き続きとどまる。
◇大野 雅生氏(おおの・まさお) 略歴:1979年(昭54年)明治大商卒、同年KYB入社。12年執行役員、17年取締役専務執行役員、18年副社長。岐阜県出身。
KYBはまた、同社及びカヤバシステムマシナリーが製造した建築物用免振・制振用オイルダンパーによる不適切行為に関する経営責任及び役員の処分、固定資産(相模工場)の信託設定および信託受益権の譲渡と賃貸借契約、2019年4月1日付けの役員人事異動も合わせて発表した。
当社および当社子会社における経営責任および役員の処分について
固定資産の信託設定及び信託受益権の譲渡並びに賃貸借契約の締結に関するお知らせ
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