鍛圧機械、19年2月の受注は7.5%増の256.1億円

 日本鍛圧機械工業会が3月8日に発表した2019年2月度の受注総合計は256.1億円、前年同月比7.5%増となった。2018年度の2018年4~2019年2月では11.8%増で推移しており、受注予想の3,770億円の達成が見えてきたとしている。

 機械全体として、国内向けは4カ月振りにプラスに転じたが、輸出向けは5カ月振りに前年割れとなった。安定的に推移していた中国向けが半減、貿易摩擦の影響などが懸念される。

 機種別によると、プレス系機械は95.9億円、前年同月比3.9%増。超大型プレスは87.6%増、大型プレス2.2倍増、中型プレスも4.1%増だが、小型プレスは53.7%減。油圧プレスは56.6%減だが、フォーミングは4.2倍増、自動化・安全装置は49.0%減。板金系機械は92.2億円、前年同月比15.4%増。レーザプラズマが35.1%増、パンチング46.1%増だが、プレスブレーキ16.9%減。

 国内は126.4億円、前年同月比15.2%増。自動車が40.4%増、金属製品製造業42.3%増、一般機械も72.9%増だが、電機は53.3%減、鉄鋼・非鉄金属も68.3%減となった。

 輸出は61.7億円、前年同月比1.4%減。北米向けが2.4倍増、欧州向け4.1倍増、インド向け29.8%増だが、中国向けが54.0%減、東南アジア向け54.4%減、韓国・台湾向けも13.3%減となった。

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