タダノ、新たにバージ船とプッシャーボートを導入-クレーンの海上輸送能力を強化

 ㈱タダノは3月1日、新たにバージ船「やしま」とプッシャーボート「すいほう」(※)を導入し、2月21日(木)に香川県高松市のジャンボフェリー(株)高松港でお披露目式を開催したと発表した。

 ~以下、リリース内容。

タダノグループが新たにバージ船とプッシャーボートを導入しました

 このたび当社グループは、新たにバージ船「やしま」とプッシャーボート「すいほう」(※)を導入し、2月21日(木)に香川県高松市のジャンボフェリー(株)高松港にてお披露目式を開催しました。

(※)バージ(はしけ)船は、陸上輸送が困難な重い貨物などを輸送する船舶の一種。プッシャーボートは押船もしくは曳船と呼ばれる。

 タダノグループは「LE(Lifting Equipment、(移動機能付)抗重力・空間作業機械)を事業領域として定め、「LE世界No.1」を長期目標に掲げております。また、コアバリューとして「安全・品質・効率」を掲げており、お客様へ製品をお届けする際の安全・品質・効率の確保にも取り組んでおります。

 建設用クレーンは通常、特殊車両の「通行許可」を取得し、一般公道を走行させていただきお客様へ納品しております。しかし海外向けの販売が増加し、さらに近年、建設用クレーンの大型化も重なって、タダノ志度工場(さぬき市)から高松東港(フェリーターミナル)の一時走行も困難になっておりました。

 そのためタダノとグループ会社の(株)タダノ物流にて、2008年3月から、タダノ志度工場の南側に位置する志度港と高松東港との間で、バージ船を利用した海上輸送を開始しました。今年8月には香西新工場も稼働予定で、製品の海上輸送がさらに増加すると、現在運航中のバージ船(1隻)だけでは、輸送能力が足りなくなるため、新たにバージ船を導入しました。

 「やしま」は全長51メートル、幅12メートルで最大6台まで製品を積載可能です。これによって今後も十分な輸送能力が確保できるとともに、無理の無い運航計画を立てることができ、より安全な輸送を実現できるものと考えています。同船は(株)タダノ物流が保有し(現行船は加藤汽船(株)様が保有)、運航は2019年6月までに開始する予定です。

 ニュースリリース