インドネシアのユナイテッド・トラクターズ(UT、PT United Tractors Tbk、本社:ジャカルタ)が2月27日に発表した2018年(1~12月)連結業績によると、売上高は前年比31%増の84.4兆ルピア(約8,440億円、2017年:64.6兆ルピア)、純利益は同50%増の11.1兆ルピア(約1,110億円、同:7.7兆ルピア)、1株当たり利益(基本および希薄化後)は2017年の1,985ルピアから2,983ルピアに上昇した。(1ルピアは約0.01円)/(約1,000字+図表4点)
建設機械部門のうち、コマツ製建設機械の販売台数は前年比29%増加し、2017年の3,788台から4,878台に達した。製品売上は前年の12.4兆ルピアから20%増の14.8兆ルピアとなった。この増加は、鉱山(31%増)、農園(29%増)建設(29%増)、林業(17%増)とすべての分野で需要が拡大したことによるものである。コマツは、インドネシアで36%の市場シェアを誇る重機(建設機械)のマーケットリーダーとしての地位を維持(出典:社内市場調査)した。さらに、ライフサイクルを延ばし、重機の性能を維持するために、スペアパーツおよび重機サービスの売上も32%増の9.4兆ルピアとなった。
また、UD TrucksなどUTの他の流通ブランドの販売数量は、2017年の700台から808台に増加し、Scania製品は同1,116台から792台に減少した。
その結果、建設機械部門は、全体で、2017年の24.7兆ルピアに対し、20%増の29.6兆ルピアとなった。
そのほか、鉱業請負事業部門は、1億2,510万トンの石炭生産と9億7,940万bcmの過剰負担の除去により、売上高は前年比37%増の40.6兆ルピアとなった。鉱業事業セグメントは、平均石炭販売価格の上昇により、石炭販売量が11%増加して700万トンとなり、売上は49%増の10.7兆ルピアとなった。4番目のセグメントである建設業の売上高が23%増の3.7兆ルピアを記録し、新規契約額は1.6兆ルピアだった。
同社の連結売上高全体では、鉱業契約セグメントが48%、建設機械部門が35%、鉱業部門が13%、建設業界部門が4%の構成比となった。
2018年12月4日、同社は子会社のPT Danusa Tambang Nusantaraを通じてPT Agincourt Resources(AR)の95%の所有権の取得を完了した。ARは北スマトラのSouth TapanuliにあるMartabe Gold Mineを運営している。2018年12月、Martabeからの連結金売り上げは約35000オンスの金だった。
同社が所有する25%のBhumi Jati Powerは、中部ジャワのJeparaに2×1000 MWの石炭火力発電所を建設中。2018年12月までは、建設の進捗は55%に達し、2021年に商業操業を開始する予定。
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