新日鉄住金エンジニアリング(東京都品川区)は2月28日、ドイツ廃棄物発電プラント子会社であるSteinmuller Babcock Environment GmbH(SBENG社)を通じて、フィンランド・サロ市におけるストーカ炉式廃棄物発電施設の建設工事(画像:完成予想図)を受注したと発表した。
今回受注した案件は、フィンランド南西部サロ市の公営廃棄物処理事業者向けの廃棄物発電施設の新設工事。同施設は、サロ市周辺地域で発生する廃棄物からエネルギーを回収し、地域に熱及び電力を供給する熱電併給型の施設であり、年間で180-190GWhの熱(サロ市温熱需要の約90%相当)及び72GWhの電力を供給する計画。
SBENG社は、フィンランドをはじめとする北欧諸国で数多くの廃棄物発電施設の建設実績があり、技術的な信頼性が客先から高い評価を受け、今回の受注に至った。
新日鉄住金エンジニアリングは、今後もSBENG社を含めたグループの総力を挙げ、欧州、日本、アジア等各地域において、環境性能・高効率エネルギー回収技術に優れた廃棄物発電システムを提供し、安全・安心な循環型社会の実現に貢献していく。
<案件概要>
発注者:Lounavoima Oy(ロウナヴォイマ)
施設規模:定格処理量 360トン/日×1炉
建設場所:フィンランド共和国 南西スオミ県 サロ市
竣工時期:2021年
契約範囲:ストーカ炉式廃棄物発電施設の内、ストーカ炉及びボイラ等の設計、調達、据付及び試運転
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