日本建設機械工業会は2月28日、2019年1月の建設機械出荷金額統計を発表した。それによると、1月の建設機械出荷金額は、内需は10.2%増加の740億円、外需は2.0%増加の1,391億円、総合計では4.7%増加の2,131億円となった。その結果、内・外需、総合計とも4カ月連続の増加となった。
■内需は10.2%増の740億円
内需について機種別に見ると、トラクタ31.5%増加の80億円、油圧ショベル41.6%増加の203億円、ミニショベル0.3%増加の65億円、道路機械12.6%増加の32億円、基礎機械34.9%増加の37億円、油圧ブレーカ圧砕機8.1%増加の14億円、その他建設機械3.7%増加の49億円の7機種と補給部品3.5%増加の96億円が増加し、内需全体では10.2%の増加となった。
■外需は2.0%増の1,391億円
外需について機種別に見ると、トラクタ9.1%増加の150億円、油圧ショベル7.9%増加の617億円、ミニショベル1.8%増加の182億円、建設用クレーン7.5%増加の59億円、基礎機械82.3%増加の3億円、油圧ブレーカ圧砕機28.7%増加の8億円の6機種と補給部品17.8%増加の180億円が増加した。
地域別に見ると、アジアが9カ月連続の増加、オセアニアが2カ振りの増加、欧州が4カ月連続の増加、北米が17カ月連続の増加の4地域が増加し、外需全体では2.0%の増加となった。
■油圧ショベルの1月国内出荷台数は36.2%増の1,666台
1月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ903台(前年同月比18.5%増加)、油圧ショベル1,666台(同36.2%増加)、ミニショベル2,101台(同7.0%減少)、クローラクレーン29台(同9.4%減少)、ラフテレーンクレーン145台(同9.8%増加)、アスファルトフィニッシャ24台(同29.4%減少)――となった。
2018年度累計(18年4月~19年1月)の国内出荷台数によると、ホイールローダ11,541台(前年同期比2.2%増加)、油圧ショベル18,831台(同12.1%減少)、ミニショベル24,510台(同6.1%増)、クローラクレーン344台(同6.5%減少)、ラフテレーンクレーン1,139台(同12.0%減少)、アスファルトフィニッシャ403台(同11.4%減少)――となった