㈱共和工業所が2月28日に発表した2019年4月期第3四半期(2018年5月~2019年1月)連結業績によると、売上高は77億96百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益9億23百万円(同15.6%増)、経常利益9億96百万円(同17.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億35百万円(同19.5%増)となった。
主力需要先である建設機械業界は、国内では一昨年9月に施行された新排ガス規制に伴う駆け込み需要の反動減や自然災害の影響を受けたが、海外では米国のエネルギー・インフラ工事関連向け需要が引き続き堅調に推移し、中国では前年同期より需要の伸びは鈍化しているものの、全国的にインフラ工事が堅調に推移した。また、資源高を背景に鉱山機械の需要が引き続き好調に推移した。
建設機械部門の売上高は、国内向けが56億74百万円(前年同期比12.1%増、6億12百万円増)、海外向けは14億41百万円(同21.8%増、2億57百万円増)となった。自動車関連部門の売上高は、3億75百万円(同17.9%減、82百万円減)。産業機械部門の売上高は、91百万円(同11.8%減、12百万円減)となった。
■2019年4月期は前回予想を下方修正
2019年4月の通期連結業績予想については、第3四半期累計期間業績の状況や今後の受注見通しを勘案した結果、2018年5月31日に公表した通期業績予想を下方修正した。
同社グループの主力である建設機械向け製品の販売は、昨年夏の自然災害の影響や今年に入り建設機械メーカーの受注減少が見込まれる。連結売上高では前回公表の108億円から5億50百万円下回る102億50百万円(前期比7.1%増)見込んでいる。また、利益面でも売上高の減少や原材料・燃料価格の上昇などから、営業利益では前回公表を2億50百万円下回る12億円(同9.8%増)、経常利益では前回公表を2億30百万円下回る12億70百万円(同10.3%増)、親会社株主に帰属当期純利益は前回公表を1億50百万円下回る9億50百万円(同1.2%増)を見込んでいる。
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