・人手不足に対応した次世代型の施設運営管理モデルの構築をめざす
三菱地所は2月22日、日本ビソー(東京都港区)と共同で、超高層ビルで日本初となるゴンドラによる高所作業で多関節アーム搭載「多目的壁面作業ロボット」を活用した外窓清掃の実証実験を実施すると発表した。
三菱地所は、昨今の人手不足に対応して、新技術を活用することでより効率の良い施設運営管理業務を確立すべく実証実験等を重ねているが、今回の実証実験は、2019年2月28日(木)~3月15日(金)の16日間、新丸の内ビルディングで行う。
従来の外窓清掃は、窓面の大きさに合わせた無人の自動清掃ユニット数台もしくは有人による清掃で行っているが、作業ロボットの導入により清掃性能や清掃効率等の向上、及び軽量化により汎用性も高めて既存の無人自動清掃・有人清掃の代替を企図していくほか、外壁調査・診断やシール打替え等の諸工事等にも活用できる多目的な壁面作業ロボットの実現を日本ビソーと共に目指している。人手不足に直面しているビルメンテナンス業界の働き方改革に繋がる可能性も期待できることから、今回両社で実証実験を行うこととなった。
三菱地所グループは、様々な企業等との連携による新技術の導入を通じ、より先進的かつ効率的で付加価値の高い施設運営のあり方を追求しており、人手不足社会の到来も見据え、ロボットやAI等も活用した、より安全・安心・快適で、楽しい街づくりを目指していく。
コメントを投稿するにはログインしてください。