日立造船グループ、英スコットランドでバイオガス精製装置を受注

 日立造船は2月20日、グループのHitachi Zosen Inova BioMethan GmbH(ドイツ、HZIBM)が、英国スコットランド北東部 アバディーン市内に新設されるバイオガスプラント向けに、バイオガス精製装置1基を受注したと発表した。

 今回建設される湿式バイオガスプラントはアバディーン市の新エネルギーセンターに併設される。HZIBMが設計・製造するバイオガス精製装置の搬入・設置工事は2019年6月に開始し、2020年1月に稼働する予定。

 プラント稼動後は、地域のエネルギー作物や食品残渣などが処理され、その過程で生成されたバイオガスをHZIBMの装置でバイオメタンに精製し、地元のガスグリッドに供給する。

<受注案件の概要>

精製方式:メンブレン方式

生産能力:1,200Nm3/h

納入場所:英国スコットランド アバディーン市(新エネルギーセンター内バイオガスプラント)

納期:2020年1月

■Hitachi Zosen Inova BioMethan GmbHについて

 HZIBMは、日立造船グループでごみ焼却発電プラント(以下、EfWプラント)の設計、建設、保守など、欧州のEfW事業においてトップクラスのシェアを有するHitachi Zosen Inovaの子会社として2015年に発足したドイツのバイオガス精製装置メーカー。

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