三菱日立パワーシステムズ、2018年の10万kW以上のガスタービン世界市場でシェア1位を獲得

・市場調査レポート(米国マッコイ・パワー・レポート)により明らかに

◆ 10万kW以上のガスタービンシェアは41%に

◆ G形・最新J形を含む大型ガスタービン市場ではシェア49%に

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は2月13日、2018年の年間を通じて10万kW以上のガスタービン世界市場(出力ベース)において、トップシェアとなる41%を獲得したと発表した。有力市場調査レポート(注1)により明らかとなったもので、MHPSG形ガスタービンや最新モデルであるJ形ガスタービンを含む大型ガスタービン市場(注2)では49%のシェアを獲得するに至っている。

 MHPSは、ガスタービン入口温度が1,350℃級のF形、1,500℃級のG形、1,600℃級のJ形と大型ガスタービンで多くの実績を持っている。その中で、最新のJ形は99.5%の信頼性と最高64%以上の発電効率で世界の火力発電業界をリードする世界最高クラスのガスタービン。MHPSの高い市場シェアは、こうした長年にわたる実績が評価されたもの。

 MHPS社長兼CEOの安藤 健司氏、次のように述べている。「MHPSが注力する競争の激しい10万kW以上のガスタービン市場において、今回市場シェア1位を獲得できたことを誇りに思います。今後も顧客のニーズを的確に把握して技術を研鑚し、環境に優しいガスタービンを提供することで業界をリードしていきます」。

 MHPSは、高い市場シェアを獲得するに至った顧客からの強い支持を励みに、世界各地で主力であるJ形ガスタービンを中核とする発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの低炭素化を促進し地球環境の保全に貢献していく。

(注1)世界の発電事業に関する詳細な市場調査資料を提供している米国のマッコイ・パワー・レポート(McCoy Power Report)に基づいている。

(注2)同レポートでは、大型ガスタービン市場を各社のF形ガスタービンより出力帯の大きなガスタービンと定義している。

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