㈱ジェイテクトは2月7日、主に農業機械、建設機械・車両等の過酷な条件下での使用において、長寿命化を実現する次世代長寿命軸受(NK軸受)を開発したと発表した。
開発品は材料成分と熱処理条件の最適化によりロバスト性を向上した更なる長寿命領域の達成に成功している。これらにより顧客の車両信頼性向上やメンテナンス工数の削減に貢献し、農建機車両等の自動運転化推進に寄与していく。
農建機車両など過酷な条件下で使用される軸受では高いロバスト性が要求されており、ジェイテクトも要求されるロバスト性を満足する長寿命軸受(KE軸受・SH軸受)をこれまで開発、市場へ投入してきた。
しかし昨今の農建機車両では無人ダンプトラックや無人トラクターなど自動運転を必要とする車両の開発が進んでおり、自動運転中の軸受破損は大きな問題となる可能性がある。またライフサイクルコスト低減やオーバーホール時間の延長の要求も高くなっており、より長寿命・高ロバストのニーズが高まっている。
そこでジェイテクトは新しいコンセプトの材料・熱処理による長寿命・高ロバストを実現した更なる長寿命軸受を開発した。今回の開発により、顧客の車両信頼性向上、メンテナンス工数の削減、コンパクト化などに貢献する。
<発売概要>
量産開始:2019年
売上目標:2億円(2020年)
販売先:建設機械メーカー、農機具メーカー、鉄鋼メーカー 等
製造工場:国分工場 等
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