鍛圧機械、1月受注は1.7%減の245.5億円、設備投資に減速感

 日本鍛圧機械工業会が2月8日に発表した2018年1月度の鍛圧機械の受注総合計は254.5億円、前年同月比1.7%減となり、高水準で推移してきた国内の設備投資に減速感がみられる。年度の4~1月では12.2%増を維持している。プレス系機械の輸出向けは前年を上回るも、国内向けの落込みが響き前年割れとなった。板金系機械は輸出向けが微減なるも国内向けが堅調で前年を上回った。

 機種別によると、プレス系機械は94.2億円、前年同月比18.1%減。大型プレスは3.7倍増だが、超大型プレス32.6%減、中型プレス5.8%減、小型プレスも31.7%減。油圧プレスは75.4%減、フォーミング38.4%減、自動化・安全装置は3.4%増。板金系機械は99.0億円、前年同月比2.1%増。パンチングが1.1%増、プレスブレーキ7.5%増だが、レーザ・プラズマ0.4%減だった。

 国内は89.3億円、前年同月比25.8%減。一般機械が17.4%増、電機24.56%増だが、自動車が74.1%減、金属製品製造業14.7%減、鉄鋼・非鉄金属も9.7%となった。

 輸出は103.9億円、前年同月比13.5%増。東南アジア向けが4倍増、北米向け30.9%増、欧州向け15.2%増、韓国・台湾向けも4.5%増だが、中国向け5.3%減、インド向けも63.9%減となった。

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