日精樹脂、18年4~12月期売上は3.6%増の322億円

・通期見通しは7.5%増の455億円

 日精樹脂工業が2月8日発表した2019年3月期第3四半期(2018年4~12月)連結業績によると、主力の射出成形機需要が概ね堅調だったことで、売上高は322億4千2百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は28億2千5百万円(同6.2%増)、経常利益は28億5千8百万円(同0.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20億6千1百万円(同2.0%増)となった。

 製品別売上高は、射出成形機249億2千7百万円(同4.0%増)、部品39億6千7百万円(同0.7%増)、金型等14億3千万円(同49.2%増)、周辺機器は19億1千6百万円(同15.5%減)となった。

 日精樹脂工業2019年3月期第3四半期データ

■セグメント別状況

<日 本> 自動車関連を中心に需要が堅調に推移したこと等により、売上高(外部売上高、以下同)は160億7千万円(前年同期比4.9%増)と増加したが、営業費用等が増加したことからセグメント利益は16億8千4百万円(同13.5%減)となった。

<アメリカ地域> 自動車関連を中心に需要が好調に推移したこと等により、売上高は72億1千3百万円(同10.6%増)と増加したが、射出成形機の売上増に伴い、営業費用等が増加したことからセグメント利益は3億2千4百万円(同36.8%減)となった。

<アジア地域> 自動車関連およびIT関連等を中心に中国等での需要が鈍化したこと等から売上高は89億5千8百万円(同3.5%減)となり、価格競争の激化や営業費用等が増加したことからセグメント利益は5億9千8百万円(同16.7%減)となった。

■2019年3月期見通し

 2019年3月期の通期業績予想については、売上高455億円(前年比7.5%増)、営業利益34億円(9.6%増)、経常利益35億円(4.3%増)、親会社株主に帰属する当期利益22億円(同49.0%増)と、2018年5月7日公表値を据え置いている。

 日精樹脂工業の2019年3月期第3四半期決算短信

 第3四半期決算説明資料