国際協力銀行(JBIC)、インドネシアで日活電線製造が実施する電線・ケーブル事業向け融資に保証

 国際協力銀行(JBIC)は2月8日、日活電線製造(本社:愛知県、佐久間敏雄社長)のインドネシア法人PT. SURYAMULYA BANGUN INDO(以下、SMBI)に対する融資を行う愛知銀行との間で、同融資を対象とする保証契約(保証対象元本合計:363千米ドル)を締結したと発表した。

 この案件は、SMBIがインドネシアの中部ジャワ州で実施する、電線・ケーブルの製造・販売事業に必要な資金を民間金融機関からクロスボーダーローンにより借り入れることを保証により支援するもの。

 日活電線は、1921年の創業以来、電線・ケーブル等の製造・販売を手掛ける中小企業で、1995年にSMBIを設立した。SMBIでは主に昇降機用の電線・ケーブルの製造・販売を手掛けている。ASEAN諸国の経済成長等を背景に昇降機の需要拡大が見込まれる中、日活電線はSMBIを通じた海外生産拡大を企図している。今回の保証は、こうした日活電線の海外事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした民間金融機関による融資への保証供与を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、インドネシア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を、金融面から支援していく。

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